子犬をお迎えしたほとんどの人が悩むのが「避妊手術、去勢手術を受けさせるかどうか」だと思います。
我が家では生後6か月で避妊手術を受けることにしました。
決断した理由は将来しらたまが病気で苦しんでほしくないという思いからです。
それぞれ考え方もありますしメリットデメリットもあるので、「した方がいいよ~」とお勧めするわけではありません。
今回は日本スピッツしらたまの避妊手術の記録をまとめてみました。
実際に支払った費用やまさかのハプニングも書いていますので、気になる方は参考に読んでみてください。
避妊手術前日まで
まずは避妊手術1か月前から前日までの流れをご紹介します。
避妊手術約1か月前
狂犬病ワクチンを接種するときに、血液検査の予定を伝えられました。
避妊手術は全身麻酔なので事前に血液検査をして、手術に支障がないかチェックするそうです。
避妊手術10日前
簡単に身体測定をした後、血液検査を受けました。
その場で結果が分かるのですが、しらたまはまさかの「おやつ食べ過ぎ」とのこと。
食事とおやつのカロリーは毎回計算していたのですが、引っかかってしまったので手術までおやつ禁止令を出されました。
ここで、手術後に使うエリザベスウェアとエリザベスカラーの案内も受けました。
- エリザベスカラー … 首に巻くことで、患部をなめられないようにするエリマキのようなもの
- エリザベスウェア … ぴちぴちした服を着ることで、患部を保護して舐められないようにするもの
先生曰く、最近はエリザベスカラーよりもエリザベスウェアの方が人気とのことでした。
しらたまは身体に合わないハーネスやリードをものすごく嫌がったことがあったので、迷わずエリザベスウェアを選びました。
避妊手術2日前
エリザベスウェアの採寸に行きました。
体重が変わってサイズアウトしてしまうのを防ぐために、直前の手術2日前に来るように言われていました。
避妊手術前日
食事は前日21時まで、水は当日の朝に飼い主が起きたら回収して絶水とのことでした。
いつも通りお散歩に行ってご飯を完食している姿を見て、飼い主の方が緊張していました。
避妊手術当日
避妊手術当日、まさかのハプニングが起きてしまいました…!
避妊手術当日朝
朝起きてからしらたまの水を回収して、病院に行く準備をしていると…
まさかの食糞をしていました…!
元々しらたまは食糞癖があって、対策を試してはいるのですが上手くいかなくて困っていたのですが、こんな時に限って…。
とりあえず予定通り病院に連れていき、先生に説明すると「それくらいなら大丈夫」と言われたので、しらたまはそのまま入院しました。
避妊手術当日夕方
先生から電話があり、手術は無事に成功したことを伝えられました。
少しずつ麻酔から意識が戻りつつあるとの事でした。
電話をもらって一安心でした…!
避妊手術後
無事に避妊手術を終えて、お迎えから抜糸までの記録です。
しらたまにとって初めての経験で、心に傷を負っていないか心配で仕方がなかったです。
避妊手術翌日
午前中にしらたまのお迎えに行って、退院となりました。
先に診察室に入っていた私の姿を見ると、すぐに大喜びしてくれて泣きそうになるくらい嬉しかったです。
先生に「入院中は元気だったけれど、しょんぼりしていた」と聞かされました。
家に着くと、やはり身体が疲れていたのかすぐに眠り始めたしらたま。
ご飯は完食したものの、いつものおもちゃでは遊ばないし、走ったりもしませんでした。
初めての入院で精神的に傷ついていないか心配していましたが、特にそのような様子は無かったです。
避妊手術2日後
少しずつ元気が出てきたのが分かりました。
前日よりも歩くスピードが上がり、おもちゃで遊ぶ様子も見られて回復しているようでした。
この日から処方された抗生剤を6日間朝晩飲み始めました。
薬はドッグフードに混ぜて与えるよう言われていて、食べてくれるか気になっていましたが、全く気付かず完食でした。
避妊手術3~7日後
避妊手術3日後からほとんど元通りでした。
飛んだり走ったり遊んだり、いつものしらたまに戻っていました。
お散歩に行きたがるようになり、散歩禁止期間も終わったので短時間のお散歩から再開しました。
エリザベスウェアを着ているとはいえ抜糸も終わっていない状態なので、綺麗なアスファルトの上を歩くように気を付けていました。
公園が大好きなしらたまですが、少し我慢してもらっていました。
避妊手術8日後
避妊手術から8日後に消毒のために受診しました。
術後の経過は良好との事で一安心!
傷口に薬を塗ってもらって診察終了となりました。
避妊手術14日後
避妊手術から2週間、ようやく抜糸をすることが出来ました。
傷口に薬を塗ってもらい、エリザベスウェアを再び着用。
塗った薬を舐めてしまう子が多いらしく、数日はこのままエリザベスウェアを着るように言われました。
抜糸したから、ようやく脱げると思ったのに…
避妊手術16日後
ようやくエリザベスウェアを脱ぐことができて、やっといつものしらたまに戻りました。
2週間以上着続けたエリザベスウェアで、隠れていた部分の毛はブラッシングできていないので抜け毛が恐ろしいことに…。
換毛期だったので物凄い抜け毛の量でしたが、時間をかけて綺麗にブラッシングしました。
避妊手術にかかった費用
気になる避妊手術の総額はこちらです!
血液検査 | 8,910 |
避妊手術 | 41,800 |
エリザベスウェア | 3,190 |
術部の消毒 | 1,650 |
抜糸 | 2,420 |
合計 | 57,970 |
あくまで一例ですので、詳細の費用はかかりつけの動物病院にてご確認ください。
診察のたびにかかる診察料も含めて計算しています。
エリザベスカラーであれば、避妊手術の費用に含まれるので追加費用は発生しないそうです。
正直頭の中で「少し高いな…」とも思ったのですが、体に合わないハーネスやリードが大嫌いなしらたまを考えると、ちょっとでも術後を快適に過ごしてほしいと思ったので購入を決めました。
追加費用はかかってしまいましたが傷跡を全く気にせず過ごしていたので、エリザベスウェアを選んで本当に良かったです。
まとめ
手術当日に食糞をしてしまうハプニングはあったものの、術後は心配していたよりも元気で、精神的にも落ち着いていて安心しました。
食糞癖は何とかして直したいな…
術後も楽しそうに遊んだり歩き回ったりする姿を見ていると、ケチらずにエリザベスウェアを選んで本当に良かったと思います。
念のため、エリザベスウェアは洗って保管しておこうと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
あくまでしらたまの例ですが、愛犬の避妊手術を考えている方の参考になれば幸いです。